現場日記
今回は介護施設のリフォームです。
浴室の扉の不具合です。扉自体が古いので、枠ごとの交換になりました。
カバー工法も検討しましたが、下枠が段差が出る事を懸念し、枠ごとの交換で提案しました。
枠の交換になると、サッシ屋ではなく、木造の場合は大工工事になります。
解体はなるべく最小限を指示致しました。
枠をとるとどうしても脱衣室側は壁クロス、床、浴室側はタイルの補修がでます。
浴室は下地のコンクリートの補修も出ます。
その為、工期も長めにとります。
老人ホームで浴室が使えないのはかなり大変ですが、そこは他の施設で借りる事が可能との事で、移動が伴い大変ですが、協力をして頂くことにしました。本当に申し訳ありませんでした。
解体後新しい枠を取り付けると、脱衣室側と浴室側の床のレベルがもともと違うことに気づきました。
要するに浴室側はグレーチングが少し離れているので水勾配が出来ていると思われます。
結局そちらに合わせると、脱衣室側も床が10㎜ほど上がる事になります。
ただ、窓枠を取り付けるので、100㎜ほどの壁ができます。段差10㎜に対して、スロープ勾配1/10は確保できるので、スロープの指示を大工に出しました。
もともとCFが貼ってあり、床がボロボロになっていましたので、今回は車いすにも対応できる、長尺シートを提案しました。しかも水廻りで滑らない防滑シートを勧めました。
こちらを貼ると、担当の方から綺麗になったと、これから交換する汚物流しの裏の壁も貼り替えたいと追加を頂くことが出来ました。
こちら壁は掃除性と施工性を検討。歩く場所ではないので、CFを壁に貼りました。
だいたい1週間の工事でしたが、何とか喜んで頂けて良かったです。
施設等で利用者様の安全を考えている方がいましたら、是非是非ご相談下さい。